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その63 座禅岩と子守石の話

信夫山には不思議な伝説の岩があって、信夫山48石といわれています。
昔は厳しい参道をたどって、ようやく出合うことができた霊石でしたが、今は、例えば「座禅岩」も、すぐ近くの月山駐車場まで車で登れるので、容易に見ることができるようになりました。
信夫山西端の大絶景「烏ヶ崎」も、月山駐車場からだとわずか7~10分で行けます。

さて、その「座禅岩」ですが、駐車場の階段を下りるとすぐ、案内看板が目につきます。そこを入っていくと、見事な大岩が鎮座していて、ちょうど座禅を組める平らなところがあります。
なんと、そこは昔、弘法大師が座禅を組んで悟りを開いた、といわれる岩で、山伏信仰の盛んな時代、何千といわれる山伏僧が座禅を組んで修行をしたのだそうです。
信夫山のパワースポットの一つで、そこに登って座ってみると、たちまち頭がすーっと冴えてくるそうですよ。
昔、その周辺には、修行をした僧が一心不乱に経文を書いた「一字一経石」が数多くみられました。
また、その座禅岩のすぐ下に、「子守石」という岩が立っています。なんとその岩は、女人禁制であった羽山の掟を知らずに登ってきた子守が、神罰でたちまち岩にされてしまったというのですね。