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その29 霊華のかんざし その2

姉の信夫のかんざしを奪い、出羽に御山を開いた妹について、父神様は信夫にこう告げました。
「この信夫山が一番早く開けた威厳のある山であり、気持ちに穢(けが)れのある者、罪ある者の参拝は許さない。だが、奥の出羽山は悪いことをした者でも一度は許すから、お参りしても良い」。
信夫は心底それをうれしく思い、「私が守る信夫山は、品格のある人がお参りに来てくれる。この山をしっかり守らないと」と心に決めたのでした。
信夫の元には参拝客は少なくとも、熱心な信者が多く集まり、信夫は一人一人に優しい言葉をかけ、温かい心で接しました

すると「出羽よりも信夫の方がご利益があるそうだぞ」と噂(うわさ)が広まっていきました。
中には「オレは悪いことをしたけれど、黙って参拝すれば誰にも分かるまい」と善人にまざって参拝する悪人もおりました。しかし神様はお見通しで、そのような参拝をする罪人は、いつの間にか神隠しにあってしまったそうです。
そして、信夫の人格も手伝ってか、信者もどんどん増えていき、父神様は、姉の信夫に継がせたことは間違いではなかったと、胸をなで下されたそうです。
山形の出羽三山は、それはそれは立派な御山ですが、信夫山は、それよりさらに古かった、という伝説です。びっくり!